【施設紹介】特別養護老人ホームってどんな施設?わかりやすく解説!

みなさん老人ホームってどんなイメージをお持ちでしょうか。

私が施設のご紹介をするときに言われるのは

  • 費用が高そう
  • 姥捨て山みたいな所
  • 暗い、さみしい所

などです。

このように、老人ホームに対して「悪い」イメージをお持ちの方が多いように感じました。

特に、老人ホームには入りたくないと思っている方のイメージはほとんどが上記のようなものでした。

以前は、建物が古くなりそのようなイメージの施設もあったのでしょう。
しかし、ご紹介のため実際に見学に行くと「これが老人ホーム?」とイメージの違いに驚かれる方が多くいらっしゃいました。

そこで、今回は老人ホームと言われる施設の中でも「特別養護老人ホーム」について、一体どんな施設なのかわかりやすくご説明いたします。

特別養護老人ホームってどんな施設?

特別養護老人ホームとは、寝たきりや認知症のために常に介護を必要とする人で、現在住んでいる場所で介護を受けることが難しい人のための施設です。

この施設でのサービスは、入浴・排せつ・食事の介護、日常生活の世話やリハビリ(機能訓練)、健康管理などを行います。

特別養護老人ホームのメリットとデメリット!

まず、特別養護老人ホームに入居するとどんなメリットやデメリットがあるのかについてご説明いたします。

メリット

費用が安い

特別養護老人ホームの1番のメリットはなんといっても「費用が安い」という点でしょう。

費用は、入居者それぞれの所得に応じて月額の費用が変わります。

毎月どんなものにお金がかかるかというと、「介護費の自己負担分」「部屋代」「食費」「生活費」などです。

これらの総額で 大体5~15万円/月 程度かかります。

詳細は、こちら

入居一時金はかかりません。

有料老人ホームだと入居一時金だけで数十万からかかってきます。
高い所では、数百万から数千万もかかりますからそれだけでも特別有料老人ホームが安いのはお分かりいただけるでしょう。

24時間介護が受けられる

24時間介護職員がいますので、日中だけではなく夜間も介護が必要(オムツ交換など)な方にはすぐにサービスが受けられ安心です。

また、日中は看護師もいますので健康面での相談をすることもできます。

長期間の入所でも安心

特別養護老人ホームの運営は、地方自治体か社会福祉法人となっているため経営が安定しています。

何が言いたいかというと、潰れる可能性が低いので安心して長期間の介護の場として使用できるということです。

高齢になってからの引っ越し(ましてや介護が必要な状況で…)は、体力も精神も疲れてしまいます。

デメリット

医療体制が不十分なこともある

日中は看護師がいますが、夜間も看護師を配置する決まりはないので夜間に体調が急に悪くなったりした場合には不安があります。

吸引の回数が多い場合や、床ずれ(褥瘡)の処置や経管栄養など処置をする量が多くなってしまったりすると入居事態が難しいことや、対応ができなくなり退去しなければならない場合もあります。

これまで相談を受けてきた中で、透析を受けている方の特別養護老人ホームへの入居はなかなか難しいなと感じました。

待機人数が多いところもある

地域によりますが、多い所では特別養護老人ホーム入居希望者の待機数は、150~300人となっているところもありました。

やはり、費用が安いので希望者が多くその分待機者も増えています。

しかし、待機は順番というわけではなく、入居の必要性が高い方は優先されることもあります。

入居には条件がある?

特別養護老人ホームへ入居できるのは、原則「要介護3以上で、65歳以上」となっています。

要介護1・2の場合、やむを得ない事情により居宅において日常生活を営むことが困難である方は入居申し込みがかのうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「特別養護老人ホーム」についてわかりやすくご説明させていただきました。
少しでも役立てて頂ければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。